(s1029)
「立憲改進党趣意書」 |
『郵便報知新聞』 |
「明治十五年三月十四日付 王室の尊栄と人民の幸福は我党の深く冀望する所なり。(中略)政治の改良前進は我党之れを冀ふ。然れども急激の変革は我党の望む所にあらず。 第一章 我党は名づけて立憲改進党と称す。 第二章 我党は帝国の臣民にして左の冀望を有する者を以て之を団結す。 一、王室の尊栄を保ち人民の幸福を全ふする事。 二、内治の改良を主とし国権の拡張に及ぼす事。 三、中央干渉の政略を省き地方自治の基礎を建つる事。 四、社会進歩の度に随ひ選挙権を伸潤する事。 五、外国に対し勉めて政略上の交渉を薄くし、通商の関係を厚くする事。 六、貨幣の制は硬貨の主義を持する事」 |
現代語訳や解説については下記を参考にしてください |
『詳説日本史史料集』(山川出版社) |
『精選日本史史料集』(第一学習社) |
『日本史重要史料集』(浜島書店) |
『詳解日本史史料集』(東京書籍) |