(s1078)

「戦前の教育原理」

『教育勅語』
「朕惟ふに我皇祖皇宗を肇むること宏遠に徳を樹つること深更なり我か臣民克く忠に克く孝に億兆心を一にして世々厥の美を済せるは此れ我か国体の精華にして教育の淵源亦実に此に存す爾臣民父母に孝に兄弟に友に夫婦相和し朋友相信し恭倹己れを持し博愛衆に及ほし学を修め業を習ひ以て知能を啓発し徳器を成就し進て公益を広め世務を開き常に国憲を重し国法に遵ひ一旦緩急あれは義勇公に奉し以て天壌無窮の皇運を扶翼すへし是の如きは独り朕か、忠良の臣民たるのみならず又以て爾祖先の遺風の顕彰するに足らん
 斯の道は実に我か皇租皇宗の遺訓にして子孫臣民の倶に遵守すへき所之を古今に通して膠らす之を中外に施して悖らす朕爾臣民と倶に拳々服膺して咸其徳を一にせんことを庶幾ふ
  明治二十三年十月三十日
         御名  御璽」



史料
現代語訳や解説については下記を参考にしてください
『詳説日本史史料集』(山川出版社)
『精選日本史史料集』(第一学習社)
『日本史重要史料集』(浜島書店)
『詳解日本史史料集』(東京書籍)