(s1107)
「自由党を祭る文」 |
『万朝報』 |
「明治三十三年八月三十日付 「歳は庚子に在り八月某夜、金風浙瀝として露白く天高きの時、一星忽焉として墜ちて声あり、鳴呼自由党死す矣。而して其光栄ある歴史は全く抹殺さるぬ。汝自由党の起こるや、政府の圧抑は益々甚しく迫害は愈々急也。言論は箝制せられたり、集会は禁止せられたり、請願は防止せられたり、而して捕縛、而して放遂、而して牢獄、而して絞頚台、而しても汝の鼎□を見る飴の如し、幾万の財産を蕩尽して悔ゐざる也、幾万の生命を損傷して悔ゐざる也、豈是れ汝が一片の理想信仰の牢として千古渝ふ可からざる者ありしが為にあらずや、而して今安くに在る哉」 |
現代語訳や解説については下記を参考にしてください |
『詳説日本史史料集』(山川出版社) |
『精選日本史史料集』(第一学習社) |
『日本史重要史料集』(浜島書店) |
『詳解日本史史料集』(東京書籍) |