(s1111)

「大正政変」

『東京朝日新聞』
「大正二年二月六日付
内閣総理大臣公爵桂太郎は大命を拝するに当り、屡聖勅を煩し宮中府中の別を紊り官権を私し党与を募り、又帝国議会の開会に際し濫りに停会を行ひ、又大正二年一月二十一日本院に提出したる質問に対し至誠其責を重んずるの意を昭にせず。是れ皆立憲の本義に背き累を大政の進路に及ぼすものにして、上皇室の尊厳を保ち下国民の福祉を進むる所以に非ず。本院は此の如き内閣を信ずる事を得ず。因て茲に之を決議す」



史料
現代語訳や解説については下記を参考にしてください
『詳説日本史史料集』(山川出版社)
『精選日本史史料集』(第一学習社)
『日本史重要史料集』(浜島書店)
『詳解日本史史料集』(東京書籍)