(s1160)
「日本共産党の結成と二十二年テーゼ」 |
『現代史資料』 |
「政治的分野における要求 一、君主制の廃止 一、貴族院の廃止 一、十八歳以上のすべての男女に対する普通選挙法 一、労働者団結の完全なる自由 一、労働者の出版の自由 一、労働者の屋内及び屋外集会の自由 一、示威運動の自由 一、同盟罷業の権利 一、現在の軍隊、警察、憲兵、秘密警察の廃止 一、労働者の武装 経済的分野における要求 一、労働者の八時間労働制 二、失業保険その他の労働保険 三、市価による労賃額の制定、最低賃銀の設定 四、工場委員会による生産の管理 五、雇主及び国家による労働組合の公認 農業分野における要求 一、天皇、大地主、寺社の土地の無償没収とその国有 二、貧農を支持するための国庫土地資金の設定、特に従来小作人として自 分の道具で耕作した一切の土地を農民へ、私有財産としてではなく、与 へること 三、累進所属税 四、奢侈特別税 国産関係の分野における要求 一、一切の干渉の廃止 二、朝鮮、中国、台湾および樺太よりの軍隊の撤退 三、ソヴィエト・ロシアの承認 (中略) 日本共産党はコミンテルンの一支部として、プロレタリア独裁のための革命的闘争においてその義務を尽すであらう。そしてそのプロレタリアートの独裁こそ、今やインターナショナルの旗の下に最後の勝利に向かって国際プロレタリアートの世界革命に向かって進行しつつあるものである」 |
現代語訳や解説については下記を参考にしてください |
『詳説日本史史料集』(山川出版社) |
『精選日本史史料集』(第一学習社) |
『日本史重要史料集』(浜島書店) |
『詳解日本史史料集』(東京書籍) |