(s1173)
「西園寺公望の連盟脱退反対論」 |
『西園寺公と政局』 |
「国家の前途をいかにすべきかといふことについて、爾来伊藤公始め自分たちは『東洋の盟主たる日本』とか、『亜細亜モンロー主義』とか、そんな狭い気持のものではなく、むしろ『世界の日本』といふ点に着眼してきたのである。東洋の問題にしても、やはり英米と協調してこそ、その間におのずから解決し得るのである。『亜細亜主義』とか『亜細亜モンロー主義』とか言ってゐるよりも、その方が遥かに解決の捷径である。もっと世界の大局に着眼して国家の進むべき方向を考へなければならない」 |
現代語訳や解説については下記を参考にしてください |
『詳説日本史史料集』(山川出版社) |
『精選日本史史料集』(第一学習社) |
『日本史重要史料集』(浜島書店) |
『詳解日本史史料集』(東京書籍) |