(s1217)

「日独防共協定」

『日本外交年表並主要文書』
「大日本帝国政府及独逸国政府は共産『インタ−ナショナル』(所謂『コミンテルン』)の目的が其の執り得る有らゆる手段に依る現存国家の破壊及暴圧に在ることを認め、共産『インタ−ナショナル』の諸国の国内関係に対する干渉を看過することは其の国内の安寧及社会の福祉を危殆ならしむるのみならず、世界平和全般を脅すものなることを確信し、共産主義的破壊に対する防衛の為協力せんことを欲し左の通り協定せり…
  秘密付属協定
第一条 締約国の一方が『ソヴィエト」社会主義共和国連邦より挑発に因らざ る攻撃を受け、又は挑発に因らざる攻撃の脅威を受くる場合には、他 の締約国は『ソヴィエト』社会主義共和国連邦の地位に付、負担を軽 からしむるが如き効果を生ずる一切の措置を講ぜざることを約す。  (中略)
     昭和十一年十一月二十五日」



史料
現代語訳や解説については下記を参考にしてください
『詳説日本史史料集』(山川出版社)
『精選日本史史料集』(第一学習社)
『日本史重要史料集』(浜島書店)
『詳解日本史史料集』(東京書籍)