(s1255)
「終戦詔勅」 |
『日本外交年表並主要文書』 |
「朕深く世界の大勢と帝国の現状とに鑑み非常の措置を以て時局を収拾せんと欲し茲に忠良なる爾臣民に告ぐ 朕は帝国政府をして米英支蘇四国に対し其の共同宣言を受諾する旨通告せしめたり…交戦已に四歳を閲し朕か陸海将兵の勇戦朕か百僚有司の励精朕か一億衆庶の奉公各々最善を尽せるに拘らす戦局必ずしも好転せす世界の大勢亦我に利あらす 加之敵は新に残虐なる爆弾を使用して頻りに無辜を殺傷し惨害の及ふ所真に測るへからさるに至る而も尚交戦を継続せむか終に我か民族の滅亡を招来するのみならす延て人類の文明をも破却すへし… 惟ふに今後帝国の受くへき苦難は固より尋常にあらず爾臣民の衷情も朕善く之を知る然れとも朕は時運の趨く所堪へ難きを堪へ忍ひ難きを忍ひ以て万世の為に太平を開かんと欲す…」 |
現代語訳や解説については下記を参考にしてください |
『詳説日本史史料集』(山川出版社) |
『精選日本史史料集』(第一学習社) |
『日本史重要史料集』(浜島書店) |
『詳解日本史史料集』(東京書籍) |