宮本常−氏の『万葉集』と三芳悌吉氏の『老人と海』
|
テキスト:001 **宮本常−(明40) 武蔵野美大教授 民俗学 「万葉集」(岩波古典文学大系) 『若い頃長い病気をして寝てすごしました。そのとき一ばん心をなぐさめてくれ、また生きる力を与えてくれたのはこの本で、自然を見る眼も、生きるとはどういうことかを教えてくれたのも、この本でした。そして歌の半分ほどは暗記していたのですが、今は大方忘れました。同時に、私自身の中にある大切なものがきえていったように思います』 |
|
略歴など:昭和時代の民俗学者。 明治40年8月1日生まれ。小中学校の教員をつとめながら,近畿民俗学会に参加。昭和14年渋沢敬三のアチック・ミューゼアム(現日本常民文化研究所)所員となる。全国の離島や辺地を踏査し,独自の民俗学をきずいた。39年武蔵野美大教授。昭和56年1月30日死去。73歳。山口県出身。天王寺師範(現大阪教育大)卒。著作に「海をひらいた人びと」「忘れられた日本人」など。 ”みやもと-つねいち【宮本常一】”, 日本人名大辞典, ジャパンナレッジ (オンラインデータベース), 入手先<http://www.japanknowledge.com>, (参照 2013-04-18) |
|
テキスト:002 **三芳悌吉(明媚)洋画家 ヘミングウェイ「老人と海」(福田恒存訳※新潮文庫) 『1.まず福田氏の訳が完壁にまで見事であること。1.海洋文学の最高峰に価するものであること。 1.人間の死と直面しながら全力を尽す、生気にあふれた健康な文学であること。悲劇をユーモラスに格調高く唱いあげていること』 |
|
略歴など: |