体験 的パ ソコ ン論
ホームページをアップする時の留意点
写真の枚数と重さ
フロッピーの容量(1MG)が考えの基本
【017】「忠臣蔵のふるさとへようこそ」変遷史(V)
(1)その時代(1996年)
ホームページアップで留意したい点-見る人に優しいページ造り
それは軽くて、シンプル
2)魅力-自分のメッセージを発信(これは個展だ!!) 
 1バイト=8ビット日本語の全角文字1文字は2バイト(16ビット)で構成されています。
 1キロバイト=1024バイトとなります。日本語全角文字で512文字分
 1MB=1024KB=1,048,576バイトで、FD1枚分になります
1メガバイト=1024キロバイト=104万8576バイトとなります。
 1GBはFD1000枚分になります。
1ギガバイト=1024メガバイト=104万8576キロバイト=10億7374万1824バイトとなる。
 FD1枚=1MBです。1メガバイトは1024キロバイトとか104万8576バイトと表現します。
上の写真(A)は8000バイト
(3)課題-何故軽くする必要があるのでしょうか。
 ブロードバンドが喧伝されていますが、3分の2の人は従来通りの電話回線(ダイヤルアップ)とISDNでインターネットを見ています。一番遅いダイヤルアップの場合、1秒間に5万6000バイト送信します。データがこれ以上だと、表示されるまでに時間がかかり、イライラします。
 最大多数の人のイライラ感をなくすには、1ページ6万バイトに軽くする必要があります。フロッピーには約17ページ入ります。
 2つ目の要素は、無料のホームページスペースの問題です。大体10メガです。フロッピーに換算すると、10メガなら170ページ作成できます。
 次に、デジカメの設定を1600×1200(A4サイズ)の超精細で撮影すると、1枚がFD1枚になってしまいます。無料のホームページスペースは写真10枚で一杯です。1280× 960(ハガキ全面)超精細で撮影すると、3枚がFD2枚になってしまいます。
 6万バイトにすると、FD1枚に170枚収まります。1枚が1万バイトなら、FD1枚に1020枚収まります。
(4)課題-軽くする方法はありますか。ホームページビルダーV3を使います。
  パソコンで見る限り、鑑賞に堪える写真です。
元のイメージ約12万バイトを
約2万バイトに縮小(B
2万バイトに軽くしたイメージ(C
椿の写真をクリックすると精細写真が見れます。
12万バイトなので、基準の2倍の重さです。
 FDの写真(A)が8,000バイト、イメージの変換の写真(B)が10,000バイト、ツバキの写真(C)が20,000バイトです。このページが2,000バイトです。合計するとこのページは写真3枚を入れて、4万バイトです。
 どうしても、大きく、精細な写真をアップする場合は、右上の様に軽い写真に重い写真をリンクし、その重さを表示します。見る側は重いことを納得して見るわけですから、我慢してくれます。
(5)ここで学んだこと…見る人に優しいホームページ作り 
 一番遅いダイヤルアップの人に合わせると、すべての人にオープンなホームページと言えます。1ページ写真を入れて6万バイトが基準です。
 最近、PDFが流行しています。A4版1枚で25万バイトにもなります。基準の4倍以上の重さです。
 また、Flashも流行しています。1枚6万バイトの写真が4〜5枚使われています。これも基準の4倍以上の重さです。それぞれの特徴はあるでしょうが、自分の好みを見る人に押し付けています。とても優しいホームページとは言えません。見たい人にだけ、見えるよう工夫してほしいものです。
 押し付けという点では、BGMもそうです。聞きたい人にだけ、聞けるよう工夫してほしいです。

このパソコン論は『研究紀要第44号』(兵庫県社会科研究会、1997年発行)と『兵庫教育』(兵庫県教育委員会、2000年発行)などを基に展開します。