体験 的パ ソコ ン論

はじめに
 さまざまな活動を通して、色々な出会いがありました。そして、パソコンに関して「いつ
から始めたか?」、「そのきっかけは?」、「一番困ったことは?」、「これからは?」などさま
ざまな質問が繰り返されてきました。この質問に答えることは、「私の半生」そのものを描く
ことでもあります。
 IT革命と言われます。「革命」というからには、何が革命的なのかを論ずる必要がありま
す。私の体験こそが革命的です。地方にいて、個人が情報を発信・受信できる時代がき
ました。そして、東京など中央の人々・機関との交流が可能となりました。
 家の事情で、私が京都の大学院を中退して、地方の高校教師への道を選択したとき、
ゼミの教授が助言しました。
 「紙による史料(情報)は中央が有利だが、民俗資料は地方が有利だ」と。
 当時は真実でした。今も真実ではありますが、必ずしも全てではありませんそれも革命
たる所以でしょうか。
 こういう視点で、体験的パソコン論を進めますしばらくはお付き合い下さい。