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学校たより

クズの種を集めて地球緑化に役立てる
 葛は、マメ科の植物で、日
本から中国、東南アジアに分
布し、日当たりのよい山野に
生育している半低木性のつる
性植物です。
(写真提供:とんび岩さん) ↑(精細写真12万2462バイトにリンク)
 相生小学校では、地球緑化に役立てようと1989年から全校でクズの種を集めています。
 花は、写真で見るように、紅紫色で、「秋の七草」の一つです。

 奈良県吉野郡の国栖(くず)地方が葛の語源と言われています。

吉野郡の国栖には、渡来人が住んでいました。彼らは、その地方に群生する蔓草を食用にしていました。また、彼らは、蔓草の繊維を使って衣服を作っていました。そのことから、蔓草を「くずかずら」・「くず」というようになったと伝えられています。

 葛の根をカッコン(葛根)といい、漢方薬の葛根湯に使われます。また、葛の根を干して粉にしたものをクズコ(葛粉といい、高質の澱粉を含んでいるので、これを使ってクズモチ(葛餅)やクズキリ(葛切り)を作ります。

 クズモチ(葛餅)は、水で溶いたクズコ(葛粉)に砂糖を加え、火にかけ透明感が出るまでよく練ります。練りあがったものを冷やして、砂糖入りきな粉や黒の蜂蜜などをかけて食べます。

 クズキリ(葛切り)は、水で溶いたクズコ(葛粉)を火にかけ透明感が出るまでよく練ります。練りあがったものを冷やして、細長く切り、砂糖入りきな粉や黒の蜂蜜などをかけて食べます。