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| 長安健太教諭=左端=が作詞作曲した「四十七士おぼえうた」で義士の名前を覚える子どもたち |
| 赤穂民報|歌で四十七士を覚えよう 2010年09月06日 子どもたちが郷土の歴史に興味を持つきっかけに役立てようと、赤穂小学校(尾上慶昌校長)が義士の名前をメロディーに乗せた「四十七士おぼえうた」をこのほど制作。2学期から全クラスで歌い始めた。 赤穂市内の小中学校ではカリキュラムに「義士教育」を取り入れているが、子どもたちにとっては登場人物の名前を覚えるのが難しいという。「子どもたちが楽しく自然に覚えられる方法を」(尾上校長)との呼びかけに複数の教諭が作詞・作曲にチャレンジ。教員になるまでロックバンドのメンバーだった長安健太教諭(31)の案が採用された。 完成した「おぼえうた」は明るく陽気なヘ長調で6番まで。義士の名前を順番に歌い継ぐシンプルな内容だが、リズムに乗せて歌うことで記憶に残りやすい。 3番までが表門隊で4番以降は裏門隊。曲間に「赤穂義士四十七士みんな言えるよ赤穂の子」などサビのフレーズが入る。一年に一番ずつ覚えれば、卒業時には全員の名前を暗唱することができる。 長安教諭が担任する4年2組は練習2日目で2番までをほぼ覚えた。高田理貴君(9)は「とても歌いやすい。今は5人の義士しか知らないけれど全員覚えたい」と大きく口を開けて歌っていた。 「名前を覚えれば、その人物にまつわる逸話や出来事への関心が生まれるはず」と尾上校長。「いずれは郷土の歴史を自分の言葉で語れる人になってほしい」と期待している。 |