相生市立陸公民館のホームペ」ジ作成講座は、10年も続いている人気の講座で第2・4土曜日に行われている。現在15人が在籍し、40代から80代と年齢層も幅広い。講師を務める有政一昭さんは、自身が高校教諭であったことから20年以上も前から県内の高校教師にパソコン指導をしてきた経歴の持ち主。

 受講生全員がホームページを開設していて、昨年秋に開催した同公民館の作品展では、相生市の文化や歴史の中からそれぞれがテーマを決めてインターネット上で出展した。これは有政さんの方針で、用紙を使わずにパソコン画面を見せることでエコにもつながる新発想の展示方法。その他メンバーたちは、年賀状もホームページに掲載しているという。

 「当初はパソコンやデジカメの基礎知識もなく受講したのですが、操作につまずいても解るまで丁寧に指導していただきました。今では、ホームページを開くこともでき喜んでいます。また、講座内も和気あいあいとしていて楽しく受講しています」と受講生は話す。

 今後は、郷土の 「歴史」や「植物」 などをデジタル化し、多くの人に活用してもらえるようにとメンバーたちは相生市のIT部門へも貢献したいと望んでいる。

 有政さんは「分業・協業という高度な技術を維持するため、同好会として今月よりスタートします。ホームページ作成に興味のある人は、一度見学に来てほしい」と一緒に活動してくれる人の参加を呼び掛けている。
陸公民館作品展で検索すると受講生の作品が見られる

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