「熟女のパソコン苦戦記」
                   
 私 ただいま58歳。夫が定年になる1年前に「何か地域に役立つ事をしたい。」と、ボランティアで始めた公民館でのパソコン教室。イス並べぐらいなら私も手伝えると思い、一緒に行ったのが運のつき。車の運転免許も持っていない機械オンチの私が54歳で初めてパソコンにさわる破目になってしまった。
 聞き慣れない意味不明のカタカナ言葉の洪水に、気がおかしくなりそうになりながら受講生の人と一緒に1年間 悪戦苦闘した。私は元来 記憶力は良い方ではない。それが加齢により更に拍車がかかって、数日パソコンをさわらないでいると、「あれっ?どうだった??」ときれいさっぱり忘れていて自分が怖くなる。そこへもってきて理屈が分かっていないので操作をしている事の理解がし難いときた。もう、八方ふさがりの状態だった。
 でも私は「レシピの整理がしたい」という願いがあった。デジカメで写してそれをパソコンに取り込み、切り取ってアルバム整理を始めると「パソコンとは何と凄いことができるのだろう!」と、感動する方が大きくなった。そうなると苦労はしつつも、のめり込んでいった。
 そして1年後は本物のインストラクターとして夫と共に公民館で教える事になって現在に至っている。55歳でホームページも立ち上げた。内容は「熟女のパソコン苦戦記」として今も毎月14日にアップしている。もし、興味があれば覗いてみてください。
 (ヤフーで忠臣蔵と入力すると見られます)