大石神社は大石内蔵助ら47人と萱野三平を主神とし、浅野長直・長友・長矩の3代の藩主、その後の藩主森家の先祖である
森蘭丸(本能寺の変)ら7代の武将を祭神としています。
明治天皇の勅旨を契機として、1900(明治33)年、神社創立が公許されました。
浅野家の菩提寺である花岳寺第21代住職の仙珪和尚が尽力しました。仙珪和尚は「和尚狂せり」と言われるほど大変な義士
崇拝者で、大石神社創立を発願し、全国を歩いて浄財を勧進しました。
その結果、1912(大正元)年11月に大石神社が創建されました。大石神社の「義芳門」は、湊川神社の神門を1942(昭和17
年)に移築したものです。
境内は、赤穂城内三の丸曲輪のうち約5000坪を占めています。
社殿や義士宝物殿のある上段地は家老の藤井又左衛門邸跡に建てられています。
拝殿前石段より神門までの間、義士木像奉安殿、内蔵助銅像、大石邸庭園辺りが大石内蔵助邸跡に建てられています。 |