| 「徳川幕府御日記」『忠臣蔵第三巻』所収 |
| 幕府の公式田村邸お預け記録 |
| 史料 |
| 田村右京大夫（建顕）江内匠頭儀当分御預ケ被 仰付、老中列座相模守伝達之（略） |
|
|
| 幕府の公式処分記録 |
| 幕府の処分が決定された。浅野内匠頭は「先刻御場所柄も不弁自分宿意ヲ以吉良上野介江及刃傷候段不届ニ付田村左京太夫（建顕）（ママ）江御預其身は切腹被 仰付」と、上野介は「御場所ヲ弁不致手向神妙之至（中略）外科は粟崎道有被仰付随分大切ニ保養可致候」と、四人の目付に伝えられる。 （ａ）（ｂ）は幕府日記より正式の通知文書である。 |
| 史料 |
| 左之通被 仰出之 吉良上野介 浅野内匠儀折柄と申不憚 殿中理不尽に切付之段不届に被 思召、内匠儀ハ御仕置に被 仰付之、上野介儀御構無之間手疵養生仕様にと被 仰付之 巳三月十四日（略） 左之通被 仰付之 浅野内匠 吉良上野介江意趣有之由にて折柄と申不憚 殿中理不尽に切付之段重々不届至極に被 思召依之切腹被 仰付者也 巳三月十四日 右之段書付大目付庄田下総守（安利）江相模守相渡之（略） |