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 熟女のパソコン苦戦記(112)
「XP」のパソコン
 年末にパソコンの調子が悪くなったので次のを購入することになりました。
「XP」が使いやすいので、あちこちの電気屋さんで探しました。でも今は「XP」の製造は中止で「ビスタ」か「セブン」しか店頭に無いといいます。師匠は、「ビスタは使ってみたけれど、あれはツカイモノにならない」と言います。

 日ごろお世話になっているSE(システムエンジニア)さんは、「XPに出来なくて、Windows7に出来ることはない」と言います。

 普通に書類や葉書を作るぐらいなら「ビスタ」や「セブン」でもいいかもしれません。でも私たちは全てのページにリンクをはり、ソース画面で作業をしています。そして皆で分業や協業をして仕事の効率化を計ろうとしています。すると、ソフトは「ホームページビルダーV3」で「XP」のパソコンが必要なのです。

 近隣の大企業や市役所等はまだ「XP」を使っています。そして、パソコンのプロSEから「まだ他のものには手を出すな」といわれているそうです。次に移行するのは、その評価が定まってからということです。そりゃあそうでしょう。総入れ替えをするには何億円も何十億もかかります。それなのに仕事の効率が悪くなるようでは大きな損失になるからです。だからパソコンの専門家がいて次を十分に見極めてから機種を決めているのです。

 私たち一般の者はそこまでパソコンの研究をしません。だから次々と新しい機械が出るとそれがいいように思って買い換えてしまうのです。しかも、うまく使いこなせないのは自分が悪いと思ってしまうのです。パソコンが問題なのに。「売る側の戦略にまんまと乗せられてしまっている」と、師匠は言います。

 今回、買い換えるのに驚いた事があります。あるメーカーが「XP」の広告を新聞に載せていました。連絡をとると、「企業や団体なら売るが、個人には売らない」という返事でした。量販店などで「XP」の製造は中止するといいながら企業向けには、まだまだ作っているのです。

 結局、私は中古の「XP」のパソコンを手に入れる事が出来ました。家が近くで、アフターケアが万全という若い人の店を師匠が見つけたのです。おかげで大変スムーズにパソコンが働いてくれて以前よりももっと快適に作業が出来るようになり、喜んでいます。

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