パソコン何でもQ&A

040 ホームページの威力・魅力
【1】 卒業生からメール(この背景色はlawngreen、文字色はblackです)
 先日、卒業生からメールが入りました。
 「私のホームページ『高校日本史』がNHKの『デジタル教材』や『高校講座』と同じ位に利用されています
よ」という内容でした。そのデータも送ってくれました。
そのままのデータは重いので、約3万バイトに軽くしています
 なるほど、トップはNHKのデジタル教材で、3位がNHKの高校講座になっています。
 その間に、私の高校日本史が入っています。正直、嬉しいです。
【2】 内容もデザインもシンプル(この背景色はgold、文字色はblackです)
 プリント高校日本史は、かた苦しく、予備校の講師から言えば、あまり褒めた内容・デザインとはいえません。
 しかし、毎年毎年、大学入試問題を取り入れた、教師生活36年間の結晶です。
プリント高校日本史←ここをクリックして下さい
 プリント高校日本史だけでは、余り支持がなかったと思います。似たり寄ったりだからです。
 今もよく反省をするのですが、板書には1行だけ書いて、約50分間しゃべりまくったことがあります。受験生
であっても、よく我慢して聞いてくれたものだと思います。
 この時のエピソードは、私にしか話せない内容です。
エピソード高校日本史←ここをクリックして下さい
【3】 自分にしか言えない・出来ないことを伝える(この背景色はorangered色です)
 私は、教育実習生に「教科書は家でも勉強できる。教科書を通じて、学校でしか学べないことを教えてほし
い」と私のモットーを伝えます。
 教科書の表現を読解する。それには、色々な本を読んだり、日本だけでなく世界中を旅したり、種々のジ
ャンルの映画やTVを見たり、クラブ活動に汗をながしたり、地域の人との交流を深めたりするなど、さまざ
まな体験どが大切です。
 この体験を通じて、教科書の表現を多様に読解できます。そして、多様な読解に対応して、適切な表現が
可能となるのです。
【4】 体験を大切に(この背景色はviolet色です)
 私の実家では、小学生は貴重な労働力として計算されています。その結果、牛耕・田植・田の草取り・刈り
取り・脱穀などの体験をいやというほどしました。小競り合いの水争いも味わいました。
 この体験と活字文化を照合して、稲作の太陽と水の貴重さを知りました。
 小学生の頃から、大の映画フアンで、小遣いの殆どをつぎ込みました。田舎ですから、古びた映画館が1
軒だけありました。10キロ離れた本館で上映したフィルを運んでくるという手間をかけます。上映時間が来
ても、フィルムが届かず、ハラハラしたものです。
 この時の体験が、今も貴重な映像としてよみがえります。
 読書に関しては、小学生時代、カバヤのキャラメルを買うと、カードが入っていて、それがたまると、世界
名作全集の1冊がもらえることになっていました。果物は、我が家の山や庭に、1年中食べられるものが果
樹として植えられていました。おやつは、カバヤのキャラメルだけを買ってもらいました。
 カバヤのホームページを調べると、1箱10円のキャラメルには、1点の文庫券が入っており、50点で1冊
の文庫をもらえる制度になっていたあります。50点のラッキーカードもあったそうです。昭和27年に最初の
『シンデレラひめ』が出され、合計で、159冊になったそうです。
 私は、ハードカバーだが、新聞紙のようなザラ紙に印刷された世界の名作(『あゝ無情』『三銃士』『オリバ
ー』『ロビンフッド』『岩窟王』『ロビンソン・クルーソ』『十五少年漂流記』『宝島』などの冒険物)に、血湧き肉
躍らせてものです。
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 高校では、日本古典文学大系(岩波書店)66冊を読破し、『源氏物語』全5巻を現代文のように読み比べ
したものです。
 運動に関しては、小学生の高学年からは、野球部を組織して、他地区へ他流試合に行きました。
 教職についてからは、最初の学校で剣道部とソフト部の顧問を兼任しました。特にソフトは西播磨地区
では優勝の常連校で、兵庫県のベスト4位のチームです。2校目では、剣道が全国大会に出場しました。
 また、一番苦手な女子バレーを持たされ、西播磨地区で一部リーグに入りました。私以外は体育の専門
が顧問でした。
 最後の勤務校では、男子ソフト部が近畿で3位に入賞しました。
 スポーツをして得た教訓、スポーツの指導をして得た物は、貴重です。スポーツも戦いです。戦争に通
ずる物があり、指導者には、特に、引き際の大切さを覚えました。
 旅もよくしました。大学時代、鈍行で、本州一周をしました。同じ線路を使わなければ、格安の制度があ
りました。約2000円でした。朝8時を過ぎた最初の列車にのります。午後4時過ぎた最初の駅で降ります。
 部屋と風呂と布団だけを借りる素泊まりという制度を利用しました。1泊が500円でした。宿を予約して、
近くのホルモン屋で焼肉とご飯(何故か「ライス」と書いてありました)を注文します。これが安くて満腹になる
のです。たまたま山陰の出雲駅前には、ホルモン屋さんがなくて、タクシーに乗って行きました。
 余り旅行しすぎたため、お金がなくて、今の妻に、結納金を借りて、納めました。全く若気の至りです。
【5】 1つのテーマにこだわり、時間をかけ(この背景色はlavender色です)
 ただ、体験だけでは、記憶に曖昧な部分があります。そのためには、文字データと照合します。
 私は、新聞の全国紙の朝日新聞と地方紙の神戸新聞を購読しています。それだけでは、情報が偏るので、
インターネットで、読売新聞・毎日新聞・産経新聞・日経新聞・京都新聞などをダウンロードしています。
 最近、ブログが盛んです。しかし、心に響く文章が少ないのです。
 文字データで確認もせず、体験もせず、文章だけをもて遊んでいるからです。
 文字データにしても、新聞記事を自分に都合よく間引いたり、その間引いた内容をそのまま転載していま
す。
 つまり、だれでも書ける内容が殆どです。質より量を求めると、いずれ自然淘汰の運命にあうでしょう。
 私は、これからもこだわり、時間をかけて、スローにスローにやっていきます。