| 地域ぐるみでまちの宝を育てたい(藤岡弘司教育長) | |||
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| 着任されて 1年になりますが… 長い間、高等学校教育を、専門でやってきたので、どんな雰囲気だか少し心配でした。初めて小中学校へ出向いて、子どもたちを見た時、安心すると同時に嬉しかったですね。大変落ち着いていると言うのが第一印象です。生活指導に時間を取られない分、学習面の指導に力が入れられますからね。学力の向上を目指す上では、とてもいい事です。また、学校訪問に回って気づいたのは、どこの幼稚園の園舎もとても綺麗なのに、小中学校の校舎は大変老朽化してきていることです。もっと良い環境で、子どもたちを勉強させてやりたいと思っていますが、ご存知のとおり市の財政事情もあり、なかなか難しい問題です。 今の、相生市の 教育環境について いま、教育委員会の抱えている最重要課題は、少子化による小学校の適正規模の検討です。学校によって大きな人数差ができてしまっている。昨年、相生中学校と那波中学校を統合したばかりですが、また3年後には全校児童50人ぐらいの学校が確実に出てきます。小規模ながら、そのままで学校教育を続けるのがいいか、統合して大きな学校にするのがいいのか、大変頭の痛い問題です。学校は地域のコミュニティの中心です。今後は先生方や地域の方々や保護者の声、また学識経験者の意見などを参考にして、今後総合的に判断していきたいと思っています。もちろん子どもの幸せを考えた視点を最も大切にしたいと思っています。 また今のまま、人口減が続けば、この先が心配です。子どもが増えてほしい。相生の教育が良いから住みたいと他所から引っ越してきてくれるような、魅力ある教育にしたい。頑張らなくてはと思っています。 最近「子どもを守るまもの駅」 という黄色いのぼりを設置 されましたが 黄色という、目立つ色でアピールする事で犯罪の抑止力はあると思います。直ぐ近くで、凄惨な事件が多々起こっている昨今。あまり大きな事件がないまちですから、つい安心して相生は大丈夫だろうと思いがちですが、常に安心・安全を意識して子どもたちを犯罪から守っていきたい。その為には、地域の方々の力をお借りしたいのと、「子どもを守るまちの駅」 ののぼりを防犯協会、市内の企業・事業所や子どもを守る110番の家等に設置協力をお願いしました。 また、昨年から「見回り大ちゃん号」という、青色回転灯をつけた卓で通学路のパトロールもしていますが、学校の先生方や、ボランティアの方々にご協力いただいて意識を高めていき、自衛していきたいと思っています。 相生市の教育の今後について 私は、教育の基本は3つあると思っています。 一つは、「基礎・基本の定着」。大きな樹に育てるために、根っこをしっかり張るように、きちんと基礎・基本の学習を定着させる。これが、生きる力になっていくと思うんです。 二つ目は、「心の教育」。まずはあいさつがしっかりできるような子どもにしたい。そこから、いじめなどに発展していかないような心優しい子どもを育てていきたいと思っています。 三つ目は「質の高い教師がいること」。教育はやはり、現場の先生の力によるところが大変大きい。そのために、幅広い指導力を持った教師を養成したいと思っています。先生方も、研讃してお互い高めあっていってほしい。現在も先生方は、生徒の夏休み中なども、様々な課題の研修を重ねています。上手に子どもたちを教えていく上で、知識や技術を持つことはとても大切な事です。今後、更に充実していきたいと思っています。 将来の夢は 子どもの総合育成センターを件りたい。サッカーや野球のできる広いグランドを備え、音楽や絵画など文化的な活動の中心となったり、子どもたちが気軽に来て、自由に遊べる遊び場にもなるような場所です。そこからひょっとしたら、未来のオリンピック選手が生まれたり、芸術家が出るかもしれない。何かに秀でた者を育てるような場所ができたらという夢を持っています。 メッセージを 教育は学校だけではできません。学校、家庭、地域が一体となって教育力をつけていきたい。市民総ぐるみで相生の子どもを育てていきたい。子どもは相生の宝物ですから。 | |||
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| 教育委員会の建物に掲げられている横断幕は、藤岡さん考案で山上憶良の歌を引用したものである | |||
| 相生ライフ(2008年1月1日) |
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| 1 | (1)全ての人に見てもらうには、写真の重さを1ページ6万バイト以下にします。 (2)無駄な空白を作らないために、写真を3枚に分割します。重さの合計は2万7824バイトです。 (3)長文の文字を写真化すると、非常に重くなり、軽くすると不鮮明になります。そういう場合は、OCRを使って、テキスト文字化します。テキスト文字の重さは約8000バイトです。 |
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