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松本、五輪へ一直線 柔道全日本選手権で8強入り
全日本選手権の準々決勝で生田を攻める松本雄史(右)=日本武道館
 4月29日に行われた柔道全日本選手権で、松本雄史(兵庫県警、赤穂高-天理大出)が、初出場ながら8強に食い込んだ。2回戦では、アテネ、北京五輪男子66キロ級を制した内柴正人(旭化成)を破って一躍名を上げた。73キロ級で五輪を目指す新鋭は「家族や仲間の声援が後押ししてくれた。(五輪で)金メダルという小さいころからの夢に向け、一戦一戦大切に戦いたい」と力強く目標を語った。
 近畿選手権で5位に入ってつかんだ初の大舞台に「珍しく開会式から緊張していた」と明かす。それでも初戦を豪快な背負い投げで一本勝ちし、波に乗った。続く内柴戦は体落としで技ありを奪い、優勢勝ち。「実績はすごいが一つ下(66キロ級)の選手には負けられないと思っていた」
 3回戦を判定勝ちし、迎えた準々決勝の相手は100キロ超級の生田秀和(綜合警備保障)。一歩も引かずに攻めたが、注意を取られて敗退。「試合直後は納得できなかったが、技を決められなかった自分が悪い」と潔く敗戦を振り返った。
 宍粟市(旧山崎町)出身の24歳。抜群の柔道センスを武器にタイミングよく繰り出す投げ技を得意とする。今大会を初制覇した穴井隆将(天理大職)とは天理大の同期で「いい刺激になった」という。昨年結婚して子どもも生まれた。「家族ができて弱くなったと言われたくない」と、さらなる飛躍を誓った。
(山本哲志)
(5/9 09:51)
 2009年5月9日付け神戸新聞

全日本柔道で殊勲の8強
 体重無差別で日本一を争う柔道の全日本選手権は29日に東京・日本武道館で行われ、赤穂高出身の松本雄史選手(24)=兵庫県警=が初出場で8強に入った。
 初戦で、100キロ超級の選手に豪快な背負い投げで一本勝ちし、勢いがついた。2回戦はアテネ、北京両五輪覇者の内柴正人選手(旭化成)から体落としで技ありを奪って勝利。試合巧者ぶりを発揮した3回戦は危なげない試合運びで3−0の判定勝ちを収めた。

 準々決勝は今大会の出場選手中、最多出場回数(11回)を誇る綜合警備保障の生田秀和選手。注意による有効を取られて敗れたが、体落としから背負い、さらに寝技につなげる連係で攻め立てるなど、体重差40キロの相手と互角に渡り合った。

 大会前、「重い選手と戦うのは苦にならない。内柴選手を倒したい」と話していた松本選手。初めての大舞台で有言実行し、たぐいまれな柔道センスをアピールした。
 まだまだ強くなる可能性を秘めた24歳。「もっと力と技を磨いて国際大会でも活躍できる選手になりたい」。
 ロンドン五輪に向けた第一歩を踏み出した。
 2009年4月29日付け赤穂民報
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