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政治のうつりかわり━矢野の荘T
海老名家系図(那波政良氏蔵)
 海老名姓先祖の由来を記載している古文書(那波政良氏蔵)
 平安時代の末期、白河法皇が政治の実権を握っていた頃、今からおよそ870年ほど前にあたる長治元年(1104)に、清和源氏の流れをくむ関東の名家であった海老名太郎左衛門尉家季が、源氏の棟梁である源義家の命を受けて関東の相模国高座郡下海老名郷より草深いここ播磨国矢野庄に移住し、やがて那波の大島に城廓を築き、その際に若干の郷と水田を開発経営しながら領主的発展の基礎を固め、その後、別名の下司職、例名の地頭職、さらに例名浦分の地頭職を順次この海老名一族の手によって独占するようになった。

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