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揖保郡揖保川町の一部(那波野)の編入
那波野付近
 揖保郡揖保川町大字那波野は、相生市の東に位し、同市とは人情・経済・交通・生活等に密接な関係があり、旧揖保郡神部村が揖保川町新設に参加する際にも、合併後適当な機会に分離する申し合わせが出来ていたので、今回同地区住民の多年の念願をかなえ、相互の繁栄と発展を図る必要があった。 尚、那波野地区が相生市に編入されなければならない具体的理由として次の諸点があげられている。
 1 相生市と揖保川町那波野地区とは 地理的に隣接し、地形的にも一体性をなしていること。
 2 人情・風俗・習慣が似ている。  
 3 那波野地区民が多数相生市所在の会社、官庁に通勤しており、住宅地区と工業地区との相互関係   にある。
 4 両地区を国道が結んでおり神姫バスの運行により関係が深い。
 こうした面から相生市は、近接町村を合併して西播唯一の総合都市を建設することを前提としてはたらきかけ、那波野地区住民の年来の宿願を果すことが、市勢の発展と相互の協調の上、欠くことができないとして市議会は、昭和26年7月22日満場一致で編入を議決した。

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