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産業・経済
元禄年間 播磨国図絵図面の一部
 およそ産業経済のことを調べるためには、その地方の「自然的条件」と、「社会的条件」を調べその上に成立する経済形態を考える必要がある。この考え方で、相生地方の産業経済の項をまとめると、まず、「相生湾」のことを「日本水路誌」で調べると、「北方に湾入すること三海里、その奥庭に狭門ありて、内部の浅奥に通ず。ここに、那波・相生・佐方の三村あり、湾内水深三尋半乃至三尋」と記されている。
 この湾を母体として、漁業や廻船業が発達し、後には造船業、石川島播磨重工業株式会社を生むに至った。

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