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有名人が高校生に贈る 『心に残る一冊の本』

凡   例


青地 晨氏の『戦争と平和』と有倉遼吉氏の『教育と教育政策』



テキスト:001 *青地 晨(明42)評論家
 トルストイ『戦争と平和』(岩波文庫)
 『学生時代に読んだ本ですが、トルストイの人間に対する深い思いやり、侵略戦争に対する深い憤りにうたれました。私の生き方に影響があった本だと思います』

略歴など:1909年4月24日、富山県に生まれ、佐賀県で育つ。1938年、中央公論社に入社する。1944年、横浜事件に連座し逮捕される。戦後、『世界評論』編集長を務める。
 父は、佐賀藩の足軽の出身で、江藤新平による佐賀の乱に参加する。その父から厳しい教育を受け、その生い立ちと、横浜事件で逮捕投獄された経験をもとに、権力への反逆者・反骨者と冤罪事件に関する著作や言論で知られる。
 1984年9月15日に死去する。
 (出典: ウィキペディア)。


テキスト:002 *有倉達吉(大3)早大教授 行政法学
 *宗像誠也『教育と教育政策』(岩波新書)
 『教育の自由を守るために故宗像教授が、裁判証言その他を通じ、教育政策を熱情をこめて批判された著書である』

略歴など:1914年2月20日、中国の大連市で生まれました。
 厳格な法実証主義による解釈を行う。教育基本法の法的性格として、準憲法的法律説を提唱し、教育法学の理論形成に大きく貢献する。
 1979年6月に死去する。