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有名人が高校生に贈る 『心に残る一冊の本』

凡   例


右遠 俊郎氏の『同時代のこと』と 梅原猛氏の『ツァラトウストラかく語りき』



テキスト:023 *右遠俊郎(大15)小説家
  吉野源三郎「同時代のこと」(岩波新書※)
『人間が生きるということは、個として生きるだけでなく、社会的に歴史的に生きることであり・本書はその意味を、ベトナム戦争にかかわる、そのかかわり方において明らかにしている』

略歴など: 岡山県生まれ。少年期を大連で過ごし、旅順高等学校に進む。戦後、東京大学国文科卒。『新日本文学』などに小説、評論を発表。1959年「無傷の論理」で芥川賞候補。その後日本民主主義文学会(当時の名称は文学同盟)に加入する。1989年『小説朝日茂』で多喜二・百合子賞受賞。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』


テキスト:024 *梅原 猛(大14)京都芸大学長 哲学
   ニーチェ「ツァラトウストラかく語りき」(岩波文庫)
『私はニーチェによって人生を深く見る眼を学びました。中学3年のときから・ニーチェは私の愛読書です』

略歴など:大正14年3月20日生まれ。立命館大教授,京都市立芸大教授,学長をへて,昭和62年国際日本文化研究センター初代所長。文学,歴史,宗教などに大胆な仮説を提出し,梅原古代学を確立。またアイヌと沖縄の文化にもっともつよく縄文文化がのこったとする日本文化論を展開。平成4年文化功労者,11年文化勲章。13年ものつくり大学初代総長。宮城県出身。京大卒。著作に「地獄の思想」「隠された十字架―法隆寺論」「法然」など。
(出典:日本人名大辞典, ジャパンナレッジ)