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児玉幸多氏の『日本幽囚記 』と小林直樹氏の『近代国家における自由』
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| テキスト:児玉幸多(明42)学習院大学長 日本史
ゴロウニン「日本幽囚記」(岩波文庫※品切れ) 『ロシアの軍艦デイアナ号の艦長であったが、文化八年に日本側に捕えられてから二三年の抑留中に彼が聞きえた日本の国情は政治から宗教風俗に至るまで大綱を誤りなくとらえていて、その洞察力の鋭さと探求心の強さなどに感心』 |
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| 略歴など:昭和-平成時代の日本史学者。 明治42年12月8日生まれ。農林省で「日本林制史資料」の編修にくわわったのち,七高教授をへて昭和13年学習院教授,48年学習院大学長。近世農村史,近世交通史を研究。地方史研究協議会の創立に尽力し会長をつとめる。平成5年江戸東京博物館初代館長。8年学士院会員。平成19年7月4日死去。97歳。長野県出身。東京帝大卒。著作に「近世宿駅制度の研究」「近世交通史の研究」など。 ”こだま-こうた【児玉幸多】”, 日本人名大辞典, ジャパンナレッジ |
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| テキスト:*小林直樹(大10)東大教授 憲法学
H.J.ラスキ「近代国家における自由」(飯坂良明訳・岩波書店※) 『「心に残る本」は数え切れないほど沢山ありますが、ラスキのこの本をあげるのは・高校生諸君に 是非一度は読んでもらいたい本の筆頚だからです。その末尾のコトバにあるように、「自由に対する 尊敬あって始めて人間は裏に美しいものとなり得る」ことを、よく知ってもらい度いのです』 |
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| 略歴など:昭和後期-平成時代の憲法学者。 大正10年10月3日生まれ。昭和36年東大教授。57年専修大教授,平成4年北海学園大教授。日本国憲法を理論,解釈学,政策学の分野にわたり実証的に研究,学界を主導する。憲法の基本原理を擁護し,改憲論に一貫して反対の立場をとる。長野県出身。東京帝大卒。著作に「憲法の構成原理」「憲法政策論」「法の人間学的考察」など。 ”こばやし-なおき【小林直樹】”, 日本人名大辞典, ジャパンナレッジ |