凡　　　例

早乙女勝元氏の『ピェルとリュース』と坂井時忠氏の『カラマーゾフの兄弟』

テキスト：＊早乙女勝元（昭7）小説家 　 　　ロマン・ロラン「ピェルとリュース」（角川文庫） 　 『ロマン・ロランの本は人間の生きかたを教えてくれるが、わけても代表作は「魅せられたる魂」で あろう。しかしこの大作にとりくむ前に、短篇ながら美しい恋愛小説をおすすめしたい』

略歴など：昭和後期-平成時代の作家。 昭和7年3月26日生まれ。東京大空襲でやけだされ,町工場ではたらく。昭和25年「下町の故郷」が直木賞候補になる。45年東京空襲を記録する会の結成につくし,46年ルポルタージュ「東京大空襲」を発表。平成14年東京大空襲・戦災資料センター館長。児童向け著作「火の瞳」「猫は生きている」「ベトナムのダーちゃん」などでも反戦,平和をうったえつづける。東京出身。 ”さおとめ-かつもと【早乙女勝元】”, 日本人名大辞典, ジャパンナレッジ (オンラインデータベース), 入手先＜http://www.japanknowledge.com＞, (参照 2013-04-18

テキスト：＊坂井時忠（明４４）兵庫県知事 　 　ドストエフスキィ「カラマーゾフの兄弟」（岩波文庫） 『人間であることの哀しさと嬉しさ』

略歴など：佐賀県で生まれる。佐賀高等学校_ 旧制佐賀高等学校を経て東京帝国大学法学部 を卒業し、1935年内務省 入省した。 兵庫県警察本部長 警務局長、 近畿管区警察局長などを経て、兵庫県 副知事 に就任し、 民社党の推薦を受けての知事選に出馬・当選した。3期目からは 社民連の推薦なども得て、連続4期16年を務めた。