index back next

有名人が高校生に贈る 『心に残る一冊の本』

凡   例


作田啓一氏の『道徳と宗教の二源泉』と桜井徳太郎氏の『国史と民俗学』



テキスト:*作田啓一(大11)京大教授 社会学  
  アンリ・ベルクソン「道徳と宗教の二源泉」(岩波文庫)
  『暖かい人間関係の集団は閉鎖的、冷い人間関係の集団は開放的という常識を超えて暖かく開放的な 集団の可能性を示唆する独創的な著書』

略歴など:昭和後期-平成時代の社会学者。
大正11年1月31日生まれ。作田荘一の長男。折目博子の夫。昭和41年母校京大の教授,のち甲南女子大教授。戦後の日本人と日本社会を分析・研究し,戦争責任の論理などを追究した。山口県出身。著作に「恥の文化再考」「価値の社会学」「生の欲動」など。

”さくた-けいいち【作田啓一】”, 日本人名大辞典, ジャパンナレッジ (オンラインデータベース), 入手先<http://www.japanknowledge.com>, (参照 2013-04-18)



テキスト:*桜井徳太郎(大6)東京教育大教授 民俗学  
  柳田国男「国史と民俗学」(筑摩書房柳田国男全集第24巻)
 『歴史の研究が、限られた支配者の遺した文献だけでは達成されない根拠、また国民の大多数を占める民衆の暮らしの実況を明らかにすることが重要である理由を明確に示している。歴史観のコペルニクス的転回の必要を力説した啓蒙書』

略歴など:昭和-平成時代の民俗学者。
大正6年4月1日生まれ。東京高師助教授などをへて,昭和48年東京教育大教授。52年駒沢大教授,61年同大学長。柳田国男にまなぶ。民間信仰,シャーマニズム,日本宗教史などを研究。昭和37年「講集団成立過程の研究」で第1回柳田国男賞。平成19年8月27日死去。90歳。新潟県出身。東京文理大卒。著作に「日本民間信仰論」「日本のシャマニズム」など。

”さくらい-とくたろう【桜井徳太郎】”, 日本人名大辞典, ジャパンナレッジ (オンラインデータベース), 入手先<http://www.japanknowledge.com>, (参照 2013-04-18)