凡　　　例

三遊亭円生氏 『レ・ミゼラブル』と塩田庄兵衛氏 『こころ』

テキスト：＊三遊亭円生（明33）落語家 　 　　ユーゴー「レ・ミゼラブル」（岩波文庫） 　 『ジャンバルジャンと云う人間の偉さ。初め悪い人間も、心の持ちように寄り・善い面が出て来る。 一度は若い人は読むべきだと思う』

略歴など：落語家。 （初世）［1768〜1838］江戸後期の落語家。江戸の人。通称、橘屋松五郎。烏亭焉馬(うていえんば)に師事。三遊派の祖で、芝居噺(ばなし)の創始者。 （6世）［1900〜1979］大阪の生まれ。本名、山崎松尾。多彩な芸と都会的な語り口で人気を得る。昭和40年（1965）から昭和47年（1972）まで落語協会会長。昭和53年（1978）、落語協会を脱退し、落語三遊協会を設立。得意の演目は「子別れ」「品川心中」など。 ”さんゆうてい‐えんしょう【三遊亭円生】”, デジタル大辞泉, ジャパンナレッジ (オンラインデータベース), 入手先＜http://www.japanknowledge.com＞, (参照 2013-04-18)

テキスト：＊塩田庄兵衛（大10）立命館大教授　労働問題 　　夏目漱石「こころ」（岩波文庫） 　 『旧制中学のたしか3年生のときこの本を読んだ強烈な感銘をいまも忘れません。人間として生きる ことの厳粛さ、むつかしさを感じはじめて、まじめになったように思います』

略歴など：昭和時代後期の社会政策学者。 大正10年4月15日生まれ。都立大(現首都大学東京),立命館大などの教授を歴任。日本の社会・労働運動史を研究し,昭和34年労働運動史研究会を設立。40年日本科学者会議常任幹事。平和・大衆運動にも参加した。平成21年3月20日死去。87歳。高知県出身。東京帝大卒。著作に「日本労働運動の歴史」「日本社会運動史」など。 ”しおた-しょうべえ【塩田庄兵衛】”, 日本人名大辞典, ジャパンナレッジ (オンラインデータベース), 入手先＜http://www.japanknowledge.com＞, (参照 2013-04-18)