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有名人が高校生に贈る 『心に残る一冊の本』

凡   例


芝田進午氏の『人類危機の十三日間』と渋沢秀雄氏の『自然と人生』



テキスト:芝田進午(昭5)広島大教授 社会心理学  
 ジョン・サマブィル「人類危機の十三日間」(岩波新書※) 『人類が核戦争によってあわや絶滅されようとした危機があった事実を題材とした戯曲である。すべ ての人がこれに関心をもたなければならない現代のもっとも重要な課題を示した著作である』

略歴など:昭和後期-平成時代の哲学者。
昭和5年3月26日生まれ。42年法大教授,51年広島大教授となる。マルクス主義によるマス-コミュニケーション論を展開。広島の平和運動援助のため「アリス・ハーズ平和基金」をつくり,反核運動にも参加。平成13年3月14日死去。70歳。石川県出身。東大卒。著作に「人間性と人格の理論」など。

”しばた-しんご【芝田進午】”, 日本人名大辞典, ジャパンナレッジ (オンラインデータベース), 入手先<http://www.japanknowledge.com>, (参照 2013-04-18)



テキスト:*渋沢秀雄(明25)評論家  
 徳富健次郎「自然と人生」(民友社、明治38年発行、岩波文庫※)
  『この中の文章は私共明治時代の中学生は国語読本で数多く習いました。自然の描写も感覚的で、著者の人間愛が随処に出ています。余りに利害打算に走りがちな現代故に、敢て時代遅れの古書を御紹 介致しました』

略歴など:大正-昭和時代の実業家,随筆家。
明治25年10月5日生まれ。渋沢栄一の4男。田園都市(のち東急電鉄)取締役として東京の田園調布を開発。のち東宝会長,東映取締役を歴任。久保田万太郎主宰の「いとう句会」同人になったほか,随筆,評論でも知られた。昭和59年2月15日死去。91歳。東京出身。東京帝大卒。俳号は渋亭。随筆に「父渋沢栄一」「明治は遠く」など。

”しぶさわ-ひでお【渋沢秀雄】”, 日本人名大辞典, ジャパンナレッジ (オンラインデータベース), 入手先<http://www.japanknowledge.com>, (参照 2013-04-18)