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有名人が高校生に贈る 『心に残る一冊の本』

凡   例


鈴木健二の『「静かなる土・麦の丘』と住井すゑ氏の『「一銭五厘の旗』



テキスト:*鈴木健二(昭4) NHKアナウンサー  
  吉田紘二郎「静かなる土・麦の丘」(   )
  『随筆家吉田紘二郎氏の自然への静観ですが、この中に収められている「若き日を讃う」という一文 が青春前期の私の心をとらえ、その格調高いロマンティシズムが今日の私のものの見方の基本の一つ となっているからです』

略歴など:昭和時代後期のアナウンサー。
昭和4年1月23日生まれ。鈴木清順の弟。昭和27年NHKに入局。テレビ「歴史への招待」「クイズ面白ゼミナール」などの司会者となり,高視聴率をあげる。63年退職,熊本県立劇場の館長に就任し,伝承芸能の復元などにつとめる。平成10年青森県立図書館・青森近代文学館館長。著作もおおく,ベストセラーとなった「気くばりのすすめ」など170冊をこえる。東京出身。東北大卒。

”すずき-けんじ【鈴木健二】”, 日本人名大辞典, ジャパンナレッジ (オンラインデータベース), 入手先<http://www.japanknowledge.com>, (参照 2013-04-18)



テキスト:*住井すゑ(明35)小説家  
 森安安治著「一銭五厘の旗」(くらしの手帖社刊※)         
. 『戦争を知らない世代に戦争とはどんなものか、戦争とは何んであるかを理解してもらうために−。 そのために役立つのではないか・‥・‥と私自身くりかえし読んでいる次第です』

略歴など:昭和-平成時代の小説家。
明治35年1月7日生まれ。大正8年犬田卯(しげる)と結婚。昭和5年無産婦人芸術連盟にくわわり,女性解放・農民文学運動にうちこむ。29年児童文学作品「夜あけ朝あけ」で毎日出版文化賞。36年部落差別とたたかう人間像をえがく大河小説「橋のない川」第1部を刊行,平成4年第7部を完成させた。昭和57年自宅に学習舎「抱樸舎」をひらく。平成9年6月16日死去。95歳。奈良県出身。

”すみい-すえ【住井すゑ】”, 日本人名大辞典, ジャパンナレッジ (オンラインデータベース), 入手先<http://www.japanknowledge.com>, (参照 2013-04-18)