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有名人が高校生に贈る 『心に残る一冊の本』

凡   例


日高六郎氏の『カラマーゾフの兄弟』と平野義太郎氏の『核軍縮への新しい構想』



テキスト:001 **日高六郎(大6)元東大教授 社会学 
  ドストエフスキー「カラマーゾフの兄弟」(岩波文庫)
 『戦前の高校1年のとき、つまりいまの高校3年のとき、よみました。どの程度その思想的深さやひろがりが理解できたかは自信がありませんが、圧倒的な印象をもちました。人間そのものを教えてくれたと思います』

略歴など:昭和後期-平成時代の社会学者,評論家。
大正6年1月11日中国青島(チンタオ)生まれ。昭和35年東大教授となり,大学紛争時の44年辞職。のち京都精華大教授。安保反対,ベトナム反戦,水俣病問題などの市民運動に積極的に参加した。東京帝大卒。著作に「現代イデオロギー」「戦後思想を考える」「戦争のなかで考えたこと―ある家族の物語」など。

”ひだか-ろくろう【日高六郎】”, 日本人名大辞典, ジャパンナレッジ (オンラインデータベース), 入手先<http://www.japanknowledge.com>, (参照 2013-04-18)



テキスト:002 *平野義太郎(明30)日本平和委員会名誉会長
  湯川l秀樹・朝永振一郎編「核軍縮への新しい構想」(岩波書店※)
 『アメリカや日本の政府がしきりに唱える核抑止力という考え方を科学的に批判し、核兵器は絶対に悪であり、核戦争は絶対的に起ってはならない、ということを述べているから』

略歴など:大正-昭和時代の法学者,平和運動家。
明治30年3月5日生まれ。平野勇造の長男。昭和5年治安維持法違反で母校東京帝大の助教授を免職となる。野呂(のろ)栄太郎らと「日本資本主義発達史講座」を編集した。戦後は日本平和委員会,世界平和評議会などで活躍。昭和55年2月8日死去。82歳。東京出身。著作に「日本資本主義社会の機構」など。

”ひらの-よしたろう【平野義太郎】”, 日本人名大辞典, ジャパンナレッジ (オンラインデータベース), 入手先<http://www.japanknowledge.com>, (参照 2013-04-18)