体験 的パ ソコ ン論
ホームページビルダーV3は
私の永遠の恋人
ワードよりも簡単に、しかも何でも出来る

【012】IBMホームページビルダーV3の時代
(1)その時代(1996年以降)

1.ワードとの対決(は勝ち、は引き分け、は負け)→ホームページビルダーが4勝1敗1分
 イ。同じ文章の場合、ホームページビルダーの方が容量が4倍軽い
 ロ。表の作成、行列追加や削除、行列結合は、ホームページビルダーの方が非常に簡単
 ハ。写真の挿入や写真のサイズの変更は、ホームページビルダーの方が非常に簡単
 二。リンク先のソース画面は、ホームページビルダーの方が非常に簡単なので、編集か可能 
 ホ。横文字のフォント・色・サイズは、同じ
 へ。縦文字の入力は、ホームページビルダーの方が苦手
 
ホームページビルダーV3の起動画面 ホームページビルダーV7の起動画面
2。ホームページビルダーV7との対決→V3が3勝1敗
 イ。ウィンドーズ95には、◎ホームページビルダーV3は対応(全てのパソコンで使用できる)
 ロ。機能は、◎ホームページビルダーV3の方がシンプル(高齢者・子供も使用できる)
 ハ。インストールするCD1枚の容量は、◎ホームページビルダーV3の方が約8倍軽い
 二。フレーム・アニメは、△ホームページビルダーV3は出来ない

 (2001年、IBMに確認すると、「V3は絶版商品なので、V7を購入すれば、コピーして使用はできます」とのことでした。つまり、V7を買えば、他者からV3をインストールして使えるということです)
 (2008年5月15日、IBMに再度確認すると、同じ回答でした。by Gima)
2)魅力  
 イ。ロゴデザイナー
極楽鳥 忠 臣 蔵
 ロ。ボタン
back back back back
 ハ。その他(切り取り、イメージマップ、自動調整、画像を軽くする)→ペーパーレス、ランで情報の共有
 二。右の縦書き文書を参照→

























































V

T


T
 ホ。メモ帳←ここをクリック
 へ。ワード・エクセル文書の統合←ここをクリック
 ト。フィルム写真のデジタル整理←ここをクリック
(3)課題
 ホームページビルダーV3は完成したホームページソフトである。しかし、メーカー側の論理からすれば、そこで留まれば、利潤を追求できなくなる。そこで、グレードアップと称して、不要な機能をどんどん追加していく。儲けるために次々と「小さな親切、大きなお世話」的ソフトが誕生する。
 私は色々な所から研修に呼ばれることが多い。そこでは「ホームページビルダー2000」を使っていると、そのソフトを購入し、予習する。その結果2001、V6、V6.5、V7、V8まで購入し、予習してきた。(追記:とうとうV12まで購入してきました。確かに機能はアップしていますが、子供からお年寄りまで使うには機能が多すぎます)
 V3で出来ないのは、フレームを作る事と、アニメション作成くらいである。フレームは今流行しているようだが、常に左とか上から見たいページを邪魔するように、不必要な部分が覆っている。私のようにテーマをどんどん掘り下げる者には不向きな機能である。使わないで否定するのは私の主義に反するので、私のホームページでも今もフレームのページは現存している。フレームの問題点を指摘するためである。
 シンプルで、誰でも出来る、基礎基本を重視した、安価な、ソフト(ライト版)が望まれる。
(4)ここで学んだこと…企業の論理に勝つには、「賢い消費者になれ!」である
 パソコンのワープロソフトで一番気に入っていたのは一太郎のV7である。その付録のデジパレもよかった。それがどんどん機能アップして「大きなお世話」的ソフトになってしまった。
 やがてどのパソコンにも「超大きなお世話的」ワードが標準で装備されると、テキストエディタの「秀丸」を使うようになる。これも有料になってので、私は最終的にウインドーズの付録である「メモ帳」(.txt)を利用するようになった。ホームページビルダーV3との相性もよい。
 私は定期講座でV3を使ってホームページの作成を指導したり、パソコンの研修会でワードを使わない研修をしている。そのためにも「敵」の最新の情報を知る必要がある。そこで得た教訓は企業や販売店のの利潤追求の罠に陥ることなく、「賢い消費者」になって自分を守るしかないということでした。
(5)ADSL対光ファイバーについては次号で取り上げます。

このパソコン論は『研究紀要第44号』(兵庫県社会科研究会、1997年発行)と『兵庫教育』(兵庫県教育委員会、2000年発行)などを基に展開します。