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神仏習合(2)

三輪山 三輪山の磐座
 奈良盆地の南東に秀麗な姿を見せる三輪山は、神奈備の典型とされ、山そのものが大神神社の神体山として崇められてきた。記紀にはこの山を舞台にした数多くの伝承が記されており、山中・山麓には磐座(神霊を招請して祭祀を行うときその神座となる岩群をはじめ、さまざまな祭祀遺跡が見られる。また周辺地域には前期大型古墳など多様な遺跡もあり、この一帯が、都が飛鳥に定まるまで、政治・文化の中心地であったことを物語っている。

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