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中野区(2)

 元禄8(1695)年、徳川5代将軍綱吉が出した「生類憐れみの令」により、関口郷右衛門所有の土地に野犬のための犬小屋が建てられました。現在の中野駅を中心に約28万坪の広さだったそうです。
 犬小屋の工事を担当したのは、最後の赤穂藩主森長成(津山城)でした。
 昭和43(1968)年、中野区役所庁舎落成を記念して、庁舎の正面玄関前に「中野の犬小屋碑」が建てられました。
 山門には、細井広沢筆の「泉光山」という額があるお寺です。
 万治元(1658)年、創建され、将軍家の祈願所として赤門が許されています。
 明治41(1908)年、文京区関口より現在地に移転しました。
御囲(通称犬小屋)跡 蓮華寺
中野区中野4−8 中野区江古田1−6

 赤穂収城使・脇坂安照とゆかりのお寺です。
 享保7(1722)年、播州龍野藩主脇坂淡路守安清の菩提寺となりました。脇坂安清は脇坂安照の子です。
明治42(1909)年に、青山より現在地に移転しました。
 新井白石の墓があるお寺です。
 白石は、師の木下順庵の推挙で徳川綱豊に仕え、綱豊が6代将軍家宣となると、側用人として権力をふるいました。
 白石は、初め土屋主税の祖父・土屋利直(久留里2万1000石)に仕えていたので、土屋家とも親しく、討入りの夜は隣家の土屋家で討入りを見ていたとされる。
 明治41(1908)年、八丁堀から現在地に移転しました。
青原寺 高徳寺
中野区上高田1−2−3 中野区上高田1−2−9

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