夫の在職中に結婚してくれればいいのにと願っていた息子と娘が、二人共ぎりぎりセーフでゴールイン。そこでパソコンを始めて8ヶ月の私。ここが腕の見せ所。「結婚の挨拶状を作ってあげようか?」と、子ども達に言うと、してやりたくて仕方のない親の気持ちを思いやってか「お願い!」と即たのまれた。
娘の時には、花嫁衣裳を試着したのをデジカメで次々と撮ってやり、家に帰ってすぐさまパソコンでアルバムに整理する。それをじっくりながめて衣装を決めることができたと娘は喜んだ。そして、結婚式の後しばらくして挨拶状を作成。どの写真を使うか?文章はどうする?字体は何がいいか?と娘と相談しながら作った。これは親として大変幸せを感じる時間であった。
それから数ヶ月後、今度は息子夫婦である。娘と相談しながらの挨拶状作りも楽しかったが、息子の嫁とのそれは、また格別の嬉しい楽しい時間であった。「どの写真にする?」「おかあさん、こういうのができないかな?」と写真を選ぶのから文字の大きさ・配列まで。あれこれと話しながら作っていった。私がこれから最も頼りにする息子の嫁に、少しでも役に立てるというのが嬉しく、まさに天に昇るような気持ちであった。
これらの挨拶状作りは、パソコンを習い始めのあの苦労など一度に吹っ飛んでしまうほど楽しかった。専門の業者に頼むと手間がかからず簡単でもっときれいな挨拶状ができただろう。しかし、手作りだからこそコミニュケーションがはかれ、成就感や満足感が得られたのだ。パソコンというのは本当に何でも出来る魔法の箱だ。パソコンを介する事で人間関係まで濃くなるような気がする。パソコンをおぼえていてホントーニ ヨカッタ!
来月に続く
|