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 熟女のパソコン苦戦記(10)

2002年
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モデルはお婆さん&すいか

  親戚の家に行った時のこと。居間に飾ってあるその家の赤ちゃんの写真入りのカレンダーが目に入った。○○生命の人が作ってくれて、そのカレンダーを見るたびに心がなごむと言う。「かわいいね。世界で1枚しかないカレンダーですね。」と感心して見ていると、突然『あれっ、パソコンでなら今までの応用で私もできるかもしれない・』とひらめき、さっそく帰ってやってみた。
  
 まず写真を取り込む。これは簡単。次に日にちを入れるための表を7×6で作る。その中へまず曜日を打ち込む。日曜日は赤色にする。次は1から31までの数字を入れる。よく見えるように一番大きな文字で。数字の空いている所にはその月に合うようなカットも入れてみよう。8月は金魚が涼しそう。12月ならクリスマスツリーのキラキラしている漫画がイイナ。とか思いながら作っていった。2002年とか8月とかの文字はグラデーションを使ってカッコよくして。そしてA4の紙に印刷するとプロに負けないぐらいのいいのが出来て自分で大満足。
  
 ある時、友だちが姑様の育てた立派なすいかを持ってきてくれた。デジカメ大好き人間の彼女は姑様が椅子に座って大きなすいかといっしょのところを写真に撮っているという。そこでデジカメからその写真をもらって、お婆さんモデルのカレンダーを作って即送った。すると、いくら歳をとっても自分がモデルのカレンダーは嬉しいらしくて、村の人や知り合いが家に来る度に見せているという。
  
 これに気をよくして、あちらこちらと写してはカレンダーにしてあげている。すると一様に自分もしくは自分の作品がモデルになると感動するらしくて「玄関に飾って、来る人に見てもらっている。」と喜んでもらっている。パソコンというのは、人と人とをつなぐ強力な武器になるんだと強く実感した。
  
 カレンダー作りをしている時に、技術的にも感動した事がある。マップ作りの時に地図に文字を入れたあの応用をしてみようと、写真の中に○月という文字を入れる事が出来た。そういう事はプロの人しか出来ないものだと思っていたのが私にも出来た!と自分で感動した。一つ一つ技術を覚え、少しずつ応用がきくようになり、またまたパソコンが好きになっている。

         来月に続く

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