熟女のパソコン苦戦記(32)

喜寿の青年?  

 9月15日は敬老の日だった。新聞やテレビでは、いつまでも若々しく上手に歳を重ねている人を紹介していた。
 
 私の周りにも、お手本にしたい素晴らしい方々がおられる。その中の一人が藤田さん。公民館で一緒にパソコンを習って、卒業した後もコツコツ勉強してホームページまで立ち上げた。年齢はもうすぐ喜寿(77歳)だというのに青年のような若い心をもっているすごい人。57歳の私が「覚えられない!物忘れが激しくなった!」と嘆いているのに・・・。さぞかし見えないところで大変な努力があったのだろう。
  
 そのホームページの題は「喜寿からのスローライフ」。それには夫婦で行く国内・海外旅行記や、暑い夏も寒い冬も月に3回は行くというゴルフの事を載せている。今年になってからも春には青森、初夏には北欧へ旅行。「飛行機は疲れませんか?」と尋ねると「機内用に本を持って行って読んでいるとすぐに着きますよ。」との返事。万事がプラス思考でチャレンジ精神旺盛。こんな調子なのでパソコンに対しても大変に積極的で新しい事に次々と挑戦して取り入れている。光ファイバーも引いてインターネットでも色々と調べたり楽しんだりしている。

 私は55歳でホームページをアップして自分で自分を褒めたいと思っていたが、この方に比べればまだまだ足元にも及ばない。「何歳になっても新しい事にチャレンジする」と言うのは、言葉では簡単だが実行となるとむつかしい。いつまでも夢(目標)を追い求め実現に向かって努力する藤田さんには、会うたびに刺激されている。20年経った時、私がこの様な積極的な生き方が出来ているだろうか?是非見習いたいと思っている。