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 熟女のパソコン苦戦記(35)

「冬のソナタ」を録画予約 

 以前に私は機械にメッポウ弱くてテレビの録画予約も出来ないと書いた。ところが、年末に出来るようになった!
 
 あの話題の「冬のソナタ」が年末に再放送があるという。ミーハーの私は話題作を一度見ておこうと思った。ところが放送時間が夜の10時から夜中の12時過ぎまで。普段はそんな時間は鼻ちょうちんを出して寝ている頃なのに。1日目は頑張って起きて見ていて翌日はフラフラ。その様子を見かねて夫が「録画予約をしておけば大変なめに合わなくていいのに。」とアドバイスしてくれた。「本当だ、そうすりゃよかった。」と思いそのやり方を教えてもらった。
 
 数年前にも教えてもらったが覚えられず。かなり経ってから娘にも教えてもらったがやっぱり覚えられず。今思うと「家族だから覚えられなかったらまた聞けばいい。」という甘えの気持ちがあったのだろう。何回も何回も同じ事を聞くのは教える人に失礼な事だ。おまけに「一日に36時間欲しい!」と言って定年退職後も幾つものライフワークに取り組んでいる夫に度々聞くわけにはいかない。私はあわててメモをする。「もう同じ事を聞かないぞ!」と思いながら。
 
 それから10日あまり。嬉しい事に「冬のソナタ」は毎日放送されたので毎日録画予約をした。お陰でやり方を覚えてしまった。覚えてしまうと「なーんだこんなに簡単な事だったんだ。」と思う。それで止めてしまうと、また忘れてしまうのは目に見えている。だから毎日何か良さそうな番組を見つけて録画予約をするようにしている。
 
 パソコンも同じだと思う。教える方も教えられる方も貴重な時間を割いてしているのだからそれなりの心構えは必要だ。1回で覚えられる人はそれでいいが、覚えられない・覚えてもすぐに忘れるという我等熟女は、人知れず何回も練習して一つ一つきちんと覚えていくという陰の努力が不可欠。忘れたらまた聞けばいいという甘えの気持ちは禁物である。教える側の気持ちを考えるという事がすっかり抜けていた私。その事に気がついて「何度も聞くまい!」と思ったとたん出来なかった事が出来るようになった年末でした。

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