熟女のパソコン苦戦記(62)

夫婦合わせて155才 デジカメ挑戦

  近所で親しくさせてもらっているY夫婦。畑の周りにいつも綺麗な花を咲かせていて、私はデジカメで撮らせてもらっています。その写真をカレンダーや葉書にして渡した時に「デジカメは便利ですよ。」と話していました。

 すると昨年、デジカメを買ったので使い方を教えてほしいと言われました。なんと奥様の誕生日プレゼントにご主人が購入されたそうです。(微笑ましいことです)
 
 私のデジカメとはメーカーが違いましたが、説明書を見ながら基本的な取り扱い方をご夫婦に説明しました。
奥様が撮影した故宮博物院
 
 ご主人は80歳だというのに、新しいものにチャレンジしようという奥様を応援して自分も一緒に覚えようという姿勢に感心してしまいました。普段からご夫婦の話を聞いて「若い!」と思っていたのには、やっぱり行動・考え方が前向きなのです。

 お二人はドライブに行ってはデジカメで写して、近所の写真屋で現像してもらっていました。それが最近 その写真屋が閉店になったのです。

 つい先日、「この間 夫婦で台湾旅行したんだけれどその写真を何とかしたい。」と言われました。見せてもらうと上手に撮っておられて、その1枚が左上の写真です。アルバム整理は私がして喜ばれました。でも、これから ちょこちょこ写したものは自分で現像したいと言われます。

 その意欲に感動しました。何といっても夫婦合わせて155歳です。若い人でもデジカメで撮ったのを写真屋でプリントアウトする人が多いと聞くのに。凄いものです。そこで、1枚ずつL版サイズに印刷出来る方法を言いました。さすが、自分達で何とかしたいと言うだけあって操作も早いものです。

 95歳で医者の日野原重明さんは言います。「いくつになっても はじめる事を忘れない。そのような生き方をしていきましょう。」と。それをY夫婦は実践しておられるのです。私もYさんまではいかなくても、少しは生き方を真似したいものだと思っています。