夏の風受け湾内疾走 相生・ペーロン競漕
海上での熱戦に合わせ、町中の会場ではよさこい踊りなどのカーニバルやライブ演奏など、
さまざまな催しが祭りを盛り上げた=相生市の中央通(撮影・高田裕司)
写真提供(相生ライフ)
 「ヨーイ、ゴー!!」。湾内に号令が響き、一斉に漕ぎ出すペーロン。スピードに乗り海面を滑る姿は竜そのものだ。相生市の相生湾で12日、県内外から集まった62チームが出場したペーロン競漕。1カ月半の延期を経ての開催とあって、この日を待ちわびた参加者は、夏の風を受け、激しく、美しく競い合い、湾岸で見守る観客を魅了した。
 女子のSUPER DOLPHINが、前人未到の7連覇。タイムも前年より7・15秒縮める驚異の好タイムで他チームを寄せ付けない強さをみせた。メンバーは、相生市看護専門学校OGが中心。上埜絵美主将(32)は「7連覇はどのチームも果たしていない記録。練習量をすごく増やしたのでいいタイムが出たと思う」と笑顔。
 男子1部では、同じく同校のOB中心の磯風漕友会が2連覇。松野孝政主将(32)は「連覇に向けプレッシャーもあったが、周囲の声援が力になった。3連覇を目指したい」と仲間と喜びを分かち合った。
 相生市外の近隣市町からも参加があり、17年連続の出場となった姫路市ペーロン愛好会の山羽隆由生さん(38)は「漕ぎ終わった後の爽快感がたまらない。勝ったときの喜びもひとしお」と魅力を語る。また、男子1部4位だった長崎市の深堀・戸泊チームの熊敏行主将(23)は「船や櫂が全然違うので勝手が違った。長崎の選手権では優勝したい」と地元での雪辱を誓っていた。(黒田耕司)
神戸新聞(2009年7月13日)

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