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新しい小学校の創立
新築の双葉小学校(第一期工事)
統合した矢野小学校(昭和42年建築)
新築された旭小学校
 相生市の発展にともない小学校の児童数は年々増加して、昭和25年には相生小学校2100人、那波小学校1600人となった。両小学校とも著しい児童の増加のため教室が不足し、低学年において二部授業を実施した。
 このような状況から、市内の小学校の増設と校区の再編成が必要となった。
 昭和26年、相生小学校区より古池地区を、那波小学校区より陸地区・池之内地区を切りはなして、これらの地区を校区とした新しい双葉小学校を創立した。
 双葉小学校は、3年生までの575人の児童を収容し、那波小学校と相生高等学校の一部をかりて仮校舎として出発した。昭和26年7月第一期工事完了とともに一部を残して移転した。昭和30年8月、第4期工事が落成して双葉小学校の全計画を完了した。
 昭和33年、児童数は更に増加し、特別教室増設の必要とあわせて第3校舎の増築、続いて昭和35年プールの建設等学校整備が行なわれた。学校規模は市内小学校では最大となり、校地の利用と設備の充実は、当時西播地域でも注目される小学校となった。
 昭和29年、相生小学校から旭地区をわけて新しく旭小学校を創立した。
 相生幼稚園の5教室と双葉中学校の8教室を仮校舎として6年生まで604人を収容して開校、昭和29年9月、第一期工事落成とともに1・2・6年生を収容、翌3月、第2期工事落成するに至って分散授業は解消し、昭和32年十月、第3期工事落成を以って全計画を完了した。
 矢野校区は明治のはじめから才元小学校と矢野小学校の2校を設立した。ところが、時代の流れとともに学校規模の適正化と、教育施設の充実は必至となり昭和41年3月相生市議会はついに両小学校の統合を議決、新しく矢野小学校が設立された。
 新しい矢野小学校は、才元校舎、矢野校舎をそれぞれ仮校舎として開校した。昭和42年3月、矢野町上字向西に新校舎が落成するにおよび、長年月両校区を中心とした統合の問題も、ついに解決して、全町民による盛大な落成祝賀会が行われた。

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