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元禄15(1702)年4月9日発行(第137号)

忠臣蔵新聞

米沢から上杉綱憲さんが参府
江戸急進派の焦りピークに

上杉綱憲さんの廟所 上杉綱憲さんの桜田屋敷
4月9日東京本社発)

江戸城近くの上杉上屋敷
ここに隠居すると手も足も出ない


 上杉綱憲さんが参勤交代のため米沢から大勢の家臣を従えて江戸へやってきました。
 綱憲さんが父の吉良上野介さんを引き取れば仇討ちが出来なくなる。江戸にいる浪士のあせりが一気に頂点に達しました。考えれば考えるほど、不安が身に迫ってきました。
 綱憲さんの屋敷は外桜田門の外にあるので、桜田屋敷ともいわれる。この地図で見る限り、江戸の核心部にあり、ここに上野介さんが隠居すれば、いかに執念に燃える浪士といえども手出しが出来ないということは十分理解できる。

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