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元禄15(1702)年10月19日発行(第171号)

忠臣蔵新聞

最後まで京都を預かっていた
小野寺十内さん、江戸に着く

小野寺十内さん(60歳)
10月19日(東京本社)
 浅野家京都屋敷留守居役の小野寺十内さんが第七陣として江戸に到着しました。大石内蔵助さんは、内蔵助さんの江戸下向の準備をさせるために、内蔵助さんの家来である瀬尾孫左衛門さんを同行させています。
 筆者ならずとも、京都を預かる十内さんが京都を離れたことを不審に思っていたところ、今日江戸に現れました。先の長老格の江戸到着と言い。今日の十内さんの到着と言い、何か臭いが漂ってきました。
 同行の孫左衛門さんが内蔵助さんの家来であるところから、近く内蔵助さんの東下りが現実化するという噂で江戸の町はもちきりです。
木像彫刻(赤穂大石神社蔵)

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