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2002年5月14日号外の1(第185号)

忠臣蔵新聞

京都の女子高生77人に
聞きました(2)

忠臣蔵についてあなたはどう思いますか

現代の若者の率直で示唆に富んだ意見です。2回目の報告です。

14 赤穂の旧家臣たちが計画を実施するのに、とても忍耐をしなければならなかった。資金面でも
  精神面でもかなりの負担がかかったと思う。
15 どんな理由にせよ、しかえしはよくないと思います。
16 なぜ浅野内匠頭が吉良上野介に切りつけたのか理由がはっきり分っていないと聞いたことがあ
  りますが、主君のかたきを取るために自分の命を惜しまなかったところがすごいです。
17 冷静さを見失って、後先のことを考えずに行動した主君のためと自己陶酔にひたった者達の起
  こした事件。
18 江戸時代に起こった事件が今でも映画やテレビ、本などでたくさん取り上げられているのを見る
  と、時代に関係なく、忠臣蔵の事件は多くの人の心をつかむものなのだと思います。
19 どこまでが事実かは分らないが、個人主義はほびこる現在の状況の中であのように主君のため
  に自分も家族も犠牲にした行為は理解し難い。しかしながら、自分らに置き換えて考えてみて、
  「藩」を家族の一種と考えてみるとわが国の国民性から見てなんとなく分るような気もする。この事
  件からは、浅野家に対する赤穂浪士の忠誠心の強さがうかがえるようだ。
20 私には考えがたい考え方で、みんな忠誠心がつよいなあと思いました。
21 くわしく知りません。
22 日本人がいかにも好きそうな復讐劇だと思う。最後まで主君のためにたたかった赤穂浪士はす
  ごいと思う。
23 武士ならではの今にはない考え方で、すごいと思う。
24 ムカつく上司をみんなでリンチできたら、今のサラリーマンもすっきりするだろうな。
25 切腹から討ち入りまで、少し期間が長いと思う。
26 その時々の時代によって人々の価値観、世の中の見方が違うと思わされる。
27 内容を知らないので答えられません。
28 男のロマンというか、武士の男らしさを感じる。そういう仁義の通った男が昔の日本人なのに、今
  の日本人の男は情けないと思う。
29 ドラマや映画では、赤穂浪士たちは浅野内匠頭への忠義から討ち入りを行ったように描かれて
  いるものが多いが、私はただその理由だけでなく、主君を殺されて黙って見ているというのは、武
  士としては恥ずべきことだと考え、自分自身の面目、また世間への体裁を守るための行動であっ
  たようにも思う。
30 話の内容がよくわかっていないので、わかりません。

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