２００２年６月１４日号外の１（第１８７号）
京都の女子高生７７人に
聞きました（３）
忠臣蔵についてあなたはどう思いますか
| ３１ 家臣が討入を果たすけれど、あまり効果的ではなかったと思う。1年も経って討入をするのは気 持ち的にやけくそになっている部分があるような感じなので、映画やドラマのように純粋な気持ち だけではないように思う。 ３２ ドラマしか見たことがないから、何とも言えないが、私は討入の賛成だし、あの大石さんたちの団 結力に感動しました。 ３３ いい話だと思います。切腹する処分がおかしい。 ３４ 個人主義の世の中には考えられない事件だと思った。主君の為に自分の人生を変える様な生 き方を選ぶ人はいないと思う。 ３５ 自尊心と忠誠という、江戸時代の武士の気風があらわれていると思う。 ３６ 昔は仁義を重んじていた時代だったのだなあとしみじみ思う。討入が正しいことがそうではない か、判断する程の知識は持ち合わせていないが、どうもテレビや歌舞伎ではエンターテイメント制 を意識してか、それを美化しすぎているような気がする。 ３７ 昔の武士は上下関係が厳しいし、平等な法律とかもないから、ちょっとムカついても嫌だと訴え にくいので、すごく辛かっただろうなあと思いました。上司の恨みをはらすべく、集まった４７人の人 達はとても優しい人たちなんだと思いました。 ３８ 2年近くもよくその気持ちをもちつづけられたなと思う。今では考えられない事件だ。。 ３９ 何の話もきかないまま切腹を命じられたことに対しては肯定できるが、たとえけんか両成敗だから と言って討ち入るのは、その行為を美化して後世に伝えているような所があるような気がして疑問 に思う。 ４０ 討入までのたいへん長い間とてもたいへんだっただろうなあと思います。たくさんの人がいると、 その人たち１人１人思っていることがちがい、まとめるのが大変だろうと思います。しかし、反対にま とめると、討入すると思われてしまうので、世間からの目をあざむくのはとても大変だったと思いま す。 ４１ 主君の為につくす赤穂浪士たちは本当に従順だと思うが、浅野が吉良を切りつけた理由がよくわ からないと思います・・・ ４２ 1年もまち、やっとのことで自分たちの主人のかたきをとれた、赤穂浪士たちは満足のいく死に方 をしたと思う。また、このような家来を持っていた浅野内匠頭こそ生きて、政治にかかわり、国をよく していってほしかった。 ４３ 主君のあだうちのため、命を捨ててまで吉良邸にのりこんでいった４７人の浪士たちは本当に立 派だし、すごい勇気だと思う。成功したから、今でもよく知られているけど、もし失敗していたらどう だったのかな？ ４４ あまりよく知らないのでわかりません。スイマセン・・・ ４５ 赤穂藩の武士たちの汚名返上への強い思いを感じます。 ４６ 武士らしい武士だと思いました。 ４７ 1年もよく、復讐心を絶やさなかったな（長過ぎやろ）。たしかに、「お家」についてもあるけど、少し 待ちすぎ。私はぐだぐだしてて、嫌い。お上のこともあるけど、主君を思うなら、すぐに、吉良を倒せ ばいいのに。ｏｒ切腹しろよ・・・ ４８ その当時の人が好きそうな話やと思った。けっこう吉良上野介が悪く書かれていることが多かった が、おそらく脚色されているだろうと思うし、実際のところどうなのだろうと思った。 ４９ 忠臣蔵の事件を忠義心の強い家臣たちの美しい復讐ととるか、浪人となってせまい世間の汚名を はらそうとやっきになって人殺しに走った集団と考えるか、今となっては分りません。しかし私はやは り生きていることから自分の意志で人生の終わりを自分自身の力でつけた人々は、とての素敵であ ると思います。 ５０ 武士の精神ってすごい。 ５１ 吉良は少しかわいそうだと思う。そもそも内匠頭が少し狂っていたように思える。 ５２ けんか両成敗で切腹となった主人浅野内匠頭のかたきをとろうとした赤穂浪士に武士の忠誠心を 深く感じ、また吉良上野介に対し嫌悪感を感じました。 ５３ 赤穂浪士が討入を果たすまでの間、一番浪士らを悩ませたのが生と死のことではないかと思う。討 入をすれば必ず死がおとずれるという恐怖感などが浪士らをおそったため、初めは何百といた浪士 が４７人までに減ったのだと思う。必ず死ぬとわかっていても討入を果たした４７人の浪士たちは浅野 内匠頭のことをよほどしたっていたのだなと思った。 ５４ 浅野家臣のゆるぎない決心は、年末赤穂浪士を見るたびに感動する。しかし、吉良側からすれば 彼は良君だったという。つねに赤穂側から見ているので、吉良の方はつねに悪者としか見えないの で本当はどうなのか、と思う。歴史は全く知らない私でも「忠臣蔵」には非常に興味があります。 |
