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平成22(2010)年11月16日(第317号)

忠臣蔵新聞

臨 時 増 刊 号
2011(平成23)年3月14日は何の日?
浅野内匠頭さん没後310年です
ペーパーレス「忠臣蔵新聞」も317号
意識改革・財政改革を主張し精進いたします

義士研究家の瀬戸谷晧氏、「参考にしたホームページ」と紹介

 2011年2月6日(日)、但馬歴史文化研究所の瀬戸谷晧代表が「大石良雄妻理玖の生涯」と題して、赤穂市文化会館(ハーモニーホール)で講演しました。

 瀬戸谷 晧氏の古文書解読などの活動は以下の通りです(記事は「赤穂民報」より抜粋)。
(1)新発見された「小野寺十内の妻丹の書状」について、瀬戸谷氏は「仏門に入って妙栄を名乗った大石良総(内蔵助の親類で後の無人)の妻ではないか」と推測しています。

(2)「大石主税の討ち入り前の書状」について、瀬戸谷氏は「これまでに確認されている主税の書状と筆跡が酷似している。書かれている日時、内容に矛盾がなく、まず真筆とみて問題ない」としています。

(3)大石内蔵助の妻・りく生誕の地、豊岡市で刊行された『大石良雄の妻 理玖の生涯』について、瀬戸谷氏は「史実を明らかにするために、信頼できる史料を基に書いた。彼女の人物像に思いを巡らせながら読んでもらえれば」と話しています。


 このように史料を重視する瀬戸谷氏は、『忠臣蔵を生きた女』(2005年発行)の巻末に「主として参考にした文献」と並んで「参考にしたホームページ」として、作者とホームぺーージ名とアドレスを紹介しています。

 有政一昭は、当新聞社の記者です。佐藤誠氏と田中光郎氏とは、当新聞社も世話になる御方です。佐藤氏・田中氏と並んで、当新聞社の記者が選ばれて事は喜びに耐えません。
 と、同時に、書籍のように厳しい校閲を受けないホームページは軽視されがちでしたが、地道な史料中心主義を貫いていけば、広く受け入れられるということを証明してくれました。

 パーパレス新聞社である「忠臣蔵新聞社」は、ペーパーレスが意識改革・財政改革ということを実践しつつ、さらなる精進を続け、されなる発展を誓います。今後とも御愛読をお願いいたします。

 瀬戸谷氏が紹介したホームページを以下に紹介し、クリックすれば、トップページが閲覧できるようにしました。ご活用ください。

有政一昭「忠臣蔵」←クリック
佐藤誠「赤穂義士史料館」←クリック
田中光郎「ろんがいび」←クリック

柏書房の『古文書で読み解く忠臣蔵』

口 上
 本書の作成にあたり、赤穂市立歴史博物館小野真一様、浅野家・義士ゆかりの高光寺住職三好一行様、赤穂高校教諭有政一昭様、財団法人中央義士会理事長中島康夫様から多大のご協力を頂きました。また、赤穂市立歴史博物館をはじめ一関市博物館・龍野市立歴史文化資料館など各地の博物館・図書館から資料のご提供をいただきました。ここに厚く御礼申しあげます。
 平成13(2001)年11月8日
                                       吉田 豊
終わりに
 出版のいきさつを著者吉田豊氏は「あとがき」で次の様に書いている。

 「赤穂事件関係文書を影印で読んでみようと思い立ち、最初に向かったのはパソコンでした。「忠臣蔵」に応じてくれたホームページの中で、待ってましたとばかりに現れたのが兵庫県立赤穂高校のページです。事件の経過を追って関連史料の要点を解読文で掲載し、史料の所蔵先まで教えてくれていて、図版を含め、単行本一冊分以上にもなる史料集です。担当者は同校の有政一昭教諭と知り、早速メールで教えを乞いました。おかげで以来、赤穂市立歴史博物館の小野様、高光寺の三好様と通じあうことが叶い、以来長期にわたり多大のご協力を賜ることとなりました。今や、忠臣蔵に関わる仕事は、赤穂を抜きにしては決して成功しないと思っています。」

 吉田氏には赤穂(赤穂城)で2度お会いし、東京(江戸城松の廊下跡)で1度お会いした。

写真A(別冊宝島 最強! 侍伝説)
写真B(堀部安兵衛を極める3つの史料)

 2000年6月30日、宝島社から「最強 侍伝説を特集するので、ホームページを使わせてほしい」というメールが入りました。
 
 その後、届いた雑誌が「別冊宝島 最強! 侍伝説」(写真A)でした。
 本文を見ると、堀部安兵衛の特集のページがあり、「堀部安兵衛を極める3つの史料」(写真B)として、私のホームページが紹介されていました。

 池波正太郎氏は、『鬼平犯科帳』『剣客商売』『仕掛人・藤枝梅安』『真田太平記』などで著名な作家です。特に、『鬼平犯科帳』は、、TV録画し、CM入りが不満で、DVD全集を購入したほどの憧れの人です。
 そんな人の隣に一時にせよ、紹介されたことを、ホームページの為に誇らしく思いました。

出典
赤穂市発行『忠臣蔵第三巻』
赤穂義人纂書『江赤見聞録第三巻』巻之五

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