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| 居間 |
| 居間の壁には「ローエングリン」が題材として描かれています。 |
| 「ローエングリン」(Lohengrin)のあらすじを紹介します。 |
| 人物名 |
役どころ |
人物名 |
役どころ |
| ローエングリン |
聖杯守護の騎士 |
エルザ |
ブラバント公の娘 |
| テルラムント |
ブラバントの伯爵 |
オルトルート |
テルラムントの妻 |
| ハインリヒ1世 |
ドイツ国王 |
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ブラバンド公国は、ベルギー北部・アントウェルペン地方を治めていました。大公が死に、娘のエルザと弟のゴットフリート(ブラバント公国の世継ぎ)が残される。
ある日、ドイツ国王のハインリヒ1世がやって来る。エルザらの後見役・テルラムント伯爵は、ハインリヒ1世に「エルザは、弟のゴットフリートを森に誘い、1人で戻ってきた。ゴットフリートは行方不明だ。犯人はエルザに違いない。私こそ、エルザに代わってブラバンドの領主にふさわしい」と訴える。
ハインリヒ1世は、「一騎打ちの決闘で決着をつけるべきだ」と決定する。 |
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エルザは、自分の代わりに戦う騎士として、夢に出てきた「白鳥の騎士」を指名する。エルザが祈ると、白鳥が曳いた小舟に乗った騎士(実はローエングリン)がやって来る。
白鳥の騎士は、「あなたの夫となり、領地を守ろう。しかし、私の身元や名前を決して尋ねてはならない」と話す。エルザは、そのことを約束する。
白鳥の騎士は、決闘で、テルラムント伯爵に勝つ。
テルラムント伯爵の妻・オルトルートは、「白鳥の騎士が決闘に勝ったのは魔法を使ったからだ。魔法を解くにために、エルザに身元や名前を尋ねさせよう」と決意する。オルトルートは、実は妖術使いで、ブラバンド公国を手に入れるため、エルザの弟ゴットフリートを行方不明にさせていた。 |
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巧みにエルザに近寄った妻・オルトルートは、「白鳥の騎士を愛しているならば、その人のすべてを知るべきだ」とそそのかす。
テルラムント伯爵は、群衆に「白鳥の騎士は魔法を使っている。本当の名前と素性を明かせ」と告発する。白鳥の騎士は、「私にそれを要求できるのはエルザだけだ」だと答える。
結婚のため、礼拝堂に入ったエルザは、白鳥の騎士と二人きりになる。エルザは、不安を打ち消したい気持ちから、「愛する人のすべてを知りたい。あなたの本当な名と素性を教えてほしい」と尋ねる。 |
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白鳥の騎士は、「私は、モンサルヴァート城で聖杯を守護する王パルツィヴァルの息子ローエングリンで、聖杯に仕える騎士です」と名前と素性を明かし、さらに「正体を明かした以上、この地を去らなければならない」と告げる。
やがて、白鳥が小舟を曳いてやって来る。白鳥の騎士・ローエングリンが白鳥の鎖を切ると、白鳥は行方不明だった弟・ゴットフリートの姿になる。
妖術を破られた妻・オルトルートは、絶叫して死ぬ。テルラムント伯爵も追放される。ローエングリンも小舟に乗って去る。
エルザは、悲しみのあまり、弟・ゴットフリートの腕の中で死ぬ。 |
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| 玉座の間 |
| ノンシユヴァンシュタイン城内の写真については、『ワールドガイド・ドイツ』(JTB)などを参照しました。 |