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ノイシュヴァンシュタイン城 ワーグナーの歌劇

標高1000メートルの岩山に石灰岩でできた白い城なので
ノイ(新しい)シュヴアン(白鳥)シュタイン(石)
トリスタンとイゾルデ
 王の居間があったのは4階
寝室
寝室には、「トリスタンとイゾルデ」を題材にした絵画がある。
トリスタンとイゾルデ」 (Tristan und Isolde )のあらすじを紹介します。
人物名 役どころ 人物名 役どころ
トリスタン 騎士、マルケ王の甥 ブランゲーネ イゾルデの侍女
クルヴェナル トリスタンの従僕 マルケ王 コーンウォールの王
イゾルデ アイルランドの王女 メロート マルケ王の家臣
第1幕 船上
 マルケ王の甥・騎士のトリスタンは、アイルランドの王女・イゾルデとの婚姻を望んでいるマルケ王の使いとしてアイルランドからブリテン島南端のコーンウォールへの彼女の移送の任務を負わされる。イゾルデは、トリスタンがかつて看病した騎士であることに気づく。しかもトリスタンは、イゾルデの婚約者・マロルドを殺した仇でもあった。
 アイルランドの王女・イゾルデは、歳とったマルケ王に嫁ぐ身の上と、憎むべき敵トリスタンを愛してしまった罪に苦しむ。イゾルデは、トリスタンを殺して自分も死ぬため、侍女ブランゲーネに毒薬を作らせる。そして、その杯をトリスタンに勧める。イゾルデも、ともにその秘薬を飲み干すが、実はその薬は、死の薬ではなく、愛の薬だった。ブランゲーネがすりかえた愛の薬は、年の離れたマルケ王の元に嫁ぐ娘のことを思った母が入れておいたものでした。
 トリスタンとイゾルデは、薬の力で、押し殺していた愛に目覚め、愛欲の中に沈む。イゾルデは、侍女ブランゲーネの口から、飲み干した薬の秘密を聞いて唖然とする。
 やがて、船はコーンウォールの港に着き、イゾルデはマルケ王のもとへ嫁いで行った。

第2幕 マルケ王の館
 イゾルデの居室の前庭で、トリスタンとイゾルデは、日々人目を盗んでは逢瀬を重ねる。しかし、家臣のメロートは、出世の邪魔になるトリスタンの背信を、マルケ王に密告しようと企てる。
 マルケ王の一行が夜の狩りに出かけた時、イゾルデは、メロートの計らいでトリスタンを部屋に招き入れる。しかし、余りに不自然なこの成りゆきに侍女ブランゲーネは不安を募らせる。侍女ブランゲーネの忠告に耳を貸す余裕もなく抱き合う二人。
 だが間もなく、メロートに手引きされたマルケ王が戻って来る。トリスタンの従僕・クルヴェナルが王の帰還を知らせるが、時すでに遅かった。マルケ王は、妻と、忠実な家臣であるはずの勇士トリスタンの逢い引きを見せつけられ、激怒する。
 トリスタンはメロートに向かって、イゾルデを娶らせよと奨めたのも、この逢い引きをお膳立てしたのもお前だと叫ぴ、剣を抜く。メロートもマルケ王の恥辱をそそぐと剣を抜いて応酬し、トリスタンは深手を負う。

第3幕 トリスタンの城
 傷ついたトリスタンは、従僕のクルヴェナルの手で、フランス西北部のブルターニュ地方のカレオールにある城に戻る。傷が癒えず昏睡状態に陥っている。従僕のクルヴェナルは、主人を憐れみ、イゾルデを呼び寄せる。待ち続ける長い時が過ぎ、やっとイゾルデが到着すると、それを待っていたかのように、トリスタンは彼女の腕の中で息絶える。
 全ては愛の薬のせいだと知ったマルケ王は、二人を赦そうと後を追って来るが、マルケ王の一行を襲撃と誤解したクルヴェナルは、戦いを挑んでメロートと刺し違える。
 イゾルデもトリスタンの後を追って死に、後に王が残される。
礼拝堂
ノンシユヴァンシュタイン城内の写真については、『ワールドガイド・ドイツ』(JTB)などを参照しました。
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